筐体導入記→STAGE21 -ダウンスキャンコンバーター接続方法- 201030


STAGE 21
 -ダウンスキャン接続方法-
リクエストにお応えしてより詳しく解説!!


以前、PAND〇RA'S BOXの画面(VGA 31Khz)を、
アストロシティに映す為にダウンスキャンコンバーターを接続する。

という記事を書きました...が、

この、ダウンスキャンコンバーターの繋ぎ方を詳しく教えてくれ!
とのリクエストを何通かいただきましたので、
細かく解説しようと思います。

これがあればアストロシティに、
PCやゲーム機などの画面も映す事が可能になるので、
あっても損はしない機器だと思います。

ハンダ付けの作業もある(場合によっては無い)ので、
ある程度の電子工作スキルは必要です。
そんなに難しくは無いので初心者でも大丈夫だとは思います。



こちらのダウンスキャンコンバーターを使います。

VGA CGA ダウンスキャンコンバーターで検索
すると色々出て来ます。

その中に出てくるGBS8100というのがコレです。
ならば最初からGBS8100で検索と書けば良いでは...

ショップによって値段が様々です...

丁寧な説明書とケーブルなどの付属が確実で信用出来るのは、
やはりKVC lab.だと思います。
この商品ページにわかりやすくスペック詳細書いてあるし。
ショップによっては、
説明書もケーブルも付いてこなかったりするので注意。


このダウンスキャンコンバーターは、
D-Sub15ピンから入力された31Khzの映像を、
ビデオ(RCA端子)、S端子、RGB(15Khz)で出力します。
ビデオ出力、S端子出力で使う場合は、
5Vの電源があれば簡単に接続出来ます。




ざっくり全体的にこんな感じです。
ちなみに複数(ビデオ端子とS端子とか)の同時出力は出来ません。



アストロシティで使うのはこの部分です。(3ヶ所)
JAMMAハーネスに加工が必要となります。

※作業の際は必ず、

 アストロシティ(本体)の、

 コンセントを抜く事!!


部品面の12、13、14番と、
ハンダ面のNとPの全部で5本のケーブルを、
ほど良きところ(?)で切断します。



どの線が何の線かわかるようにタグを付けてます。
※R、G、B、GND、Sync
※画像のように被覆を剥く必要はありません。




JAMMAコネクタ側の線は絶縁処理します。
※使わないので短絡防止。
※自分は熱収縮チューブを使用しています。
※ビニテはベタベタになるからね。


そして反対側の5本のケーブル(筐体側の方)を、
ダウンスキャンのコネクタ(ケーブル)と接続します。

12 VIDEO R
13 VIDEO B
14 VIDEO GND
N VIDEO G
P VIDEO Sync
この5本がビデオ信号になっています。

※12、N、13が映像信号のRGB出力になってます。

そのまんまのリード線になってる事が多いはず。



このコネクタのケーブルとそれぞれ接続します。
ケーブルは色どおりで、
赤→R、緑→G、青→B、黒→GND、白→Syncになっています。

自分は簡単に元に戻せるようにハンダ付けは行わず、



特殊なカプラー(?)を使って結線しています。
お馴染み(?)WAGOのWF-2BPという、
圧着いらずワンタッチ結線という優れモノ。
 ↑
Amazonの商品ページに飛びます...アフェですおなしゃす;;;
 ↓
このWAGOのWF-2BPで繋げば、
簡単に元にも戻せるしかなりオススメです!

この5本のケーブルを結線したら映像信号の接続は完了です。

あとは5Vの電源をダウンスキャンコンバーターに供給です。



電源ボックスから簡単に5Vがとれる場合は、



このケーブルに5VとGNDをそれぞれ結線すれば良いです。
ケーブルの赤が5Vで、黒がGNDです。(センタープラス)
※DCなので5VとGNDを間違えない事!!
...間違えると壊れます。


アストロシティの元々の電源ボックスからだと、
簡単に5Vはとれないので、
自分はJAMMAコネクタの1、2、A、BのGNDに、
ケーブルを1本追加でハンダ付け。
3、4、C、Dの5Vにケーブルを、
1本追加→ハンダ付けして電源を取りました。
※DCなので5VとGNDを間違えない事!!
...間違えると壊れます。




ホットボンドで絶縁しています...
ちょっと雑ですねスイマセン...。

これで全ての結線が完了しました。

DC5VのケーブルとRGBのコネクタ(平べったい5Pin)を、
ダウンスキャンコンバーターに挿し、
映したい(ゲーム機本体やPAND〇RA B〇Xなどの)VGA出力を、
ダウンスキャンコンバーターのVGA入力に接続。



そしてJAMMA端子をPAND〇RA本体に接続。

アストロシティの電源を入れれば...



ちゃんと映るはず。

映らなかった場合はすぐに電源を切って、
誤配線チェックして下さい。
最悪発火する可能性もあるので、
慎重に作業して下さい。

微調整はアストロシティ側で調整もできるし、
このダウンスキャンコンバーターでも調整出来ます。



下3つのスライドスイッチは、
ZOOM(自分の環境だとONにしています。)
NTSC(日本国内だとNTSCです)
RGB(RGB接続しているので)
に合わせて下さい。

個体差にもよるのですが、
極稀に画面にジワジワとノイズが出る事があります。
この時はZOOMのスライドスイッチを、
OFF→ONにすると消えます。

MENUボタンを押すと、
画面にメニューが表示されます。



Up、Downボタンで項目選択、
Left、Rightボタンで調整出来ます。
アストロシティコンパネ内の調整を併用すれば、
細かく調整出来るはず。

以上でダウンスキャンコンバーターの接続は完了です。

これでアストロシティが機能拡張されました。
PCも接続可能(なはず)だし、
最新ゲーム機もVGA出力で画面は映せる。
あとはコントローラをどうするか...
だけなので余裕ですね。

PC、XBOX360、ラズパイ等を、
アストロシティに入れてみる計画があるので、
その時はまた詳細記事をUPします。

それではごきげんよう!!

 当記事を参考に作業しての物の破損、
 ケガなどは一切責任を負いません。
 完全自己責任において行って下さい。

 くれぐれもケガに注意をして作業を行って下さい。 


この記事にて、Management(筐体管理)は一旦終了となります。
続いて、ちょっとだけダークサイドな禁断の書が始まります。
EXTRA STAGEとなっておりますが...
怒られるアイテムを参考程度にまとめていきますので、
興味があればよろしくお願いします。

それがひと段落したら...
Management(筐体管理)のシーズン2が...はじまる...のか!?

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 -危険!!手を出すべからず!!-


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