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ファミコン DiskSystem ベルト交換
〜Page 2〜


ドライブ単体を裏返し、
3ヶ所のビスを外し、蓋(?)を取ります。

基盤の下にプーリーが見えます。
この時点で、現在のゴムベルトの状態が解る筈です。
私のは溶けてボロボロになっていました。(@_@)

まずは基盤を外します...。

要注意ポイント1
リード線がひっかかって基盤がうまく外せない筈です。
絶対に無理に引っ張らないで下さい!!


モーター付近のリード線が固定されている部分から、
慎重にリード線を開放させます。


反対側にもリード線が固定されているので、
こちらも慎重に開放させます。

これでかなり基盤を傾けられる筈です。


ここまで傾けば充分です。

続いてプーリーを固定している、
歪な三角形を外します。

要注意ポイント2
完全には外す事が出来ないので、
(っつーか外せなかった。)
ゴムベルトが通せる位に傾けられれば充分です。
コツとしては歪な三角形とプーリーの間にマイナスドライバー等を噛ませ、
テコの原理で力を入れ過ぎないように中心の軸を外します。
絶対に無理に外そうとしないで下さい!!

古いゴムベルトを外します。
前述した通り、私のは溶けてボロボロになっていたので、
除去するのに大変時間が掛かりました。(※_※;)

ゴムベルトをかける前に、エアーダスター等を吹いて埃を飛ばしましょう。
また、ゴムベルトを長持ちさせる為にも、
プーリー部分は綺麗に掃除した方がイイです。
(もちろんモーター側も。)

では新品のゴムベルトを装着しましょう。

要注意ポイント3
歪な三角形のプーリー固定具と、
プーリーの間から通しますが、
ゴムベルトを傷付けないように慎重に通して下さい。


プーリーにかかったら、
モーター側の金属製プーリーにかけます。
必要以上に引っ張らないで、
慎重に装着しましょう。


無事にゴムベルトが装着!!
指で軽くプーリーを回してみて、
モーター側と連動して動いていればOKです。

後は今までの手順を逆戻り...。

ドライブ単体両側の開放させたリード線を、
ちゃんと固定するのを忘れずに!!


初期型はドライブを固定するこの金具も忘れないように!!
(この金具は初期型のみで後期型にはありません。)


とりあえず上カバー(?)を外した状態で、
動作チェックしてみましょう。
ヘッドの動きが見てて楽しいです。

また、ドライブは動いているのに、
“Error 22”や“Error 27”が出る場合は、
ヘッドを清掃してみましょう。
それでもまだ読み込まない場合、
ヘッドの寿命かもしれません...。
調整方法もあるようです...
ググるとかなり出て来るので参考になるでしょう。

自分のは初めてこんな感じでやって一発で動きました。

これが修理の参考になれば嬉しいです。

ディスクドライブってコンピュータ制御よりも、
メカニカルな仕組み(機械仕掛け)による部分も大きいので、
分解した状態で動くのを見ると非常に楽しい。

尚、修理に失敗して壊れたり、怪我したりとか...
当方では一切責任を負えませんので、
怪我には充分注意し、完全自己責任で実行して下さい。


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