これは凄い!!
何が凄いって、天下のサンリオキャラクターが、
思いっきり名作をパクってます!!
でもこれは正規の流通ルートで販売されたオフィシャルソフト。
が、しかし、内容はどう見てもパチそのもの。
純正パチモノソフトという訳の解らないジャンルなタイトルです。
その内容は…バルーンファイト(正確にはバルーントリップ)
↑
※この純正パチモノソフトに関しての謎が解けました。
(長くなるのでこの記事の終盤に記述します。)
バルーンファイトにキティ独自の世界観を見事にリミックスしてます。
バルーンファイト Kitty Style ReMIXといった感じです。
独自の付加要素もあります。
なんとっ!!
風船の脱着が可能!!(驚!)
Bボタンで風船を切り離し、
着地したトコロで十字ボタンの↓を連打する事により、
新しい風船を装備。
風船を切り離さないと入れない場所があったり、
風船を切り離さないと基本的にボスにダメージを与えられません。
そう!! ボスがいたりするんです。(凄!)
これが1面のボス...倒し方は“スーパーマリオ”方式(?)です。
低年齢向けに作られているのか、
難易度はそんなに高く無く比較的楽にサクサク進みます。
ステージもバリエーションが多くかなり楽しめる。
っつーか見事にハマりました。(^_^;)
ココに入るとボーナスステージへ!!
(後半は風船を外さないと入れない場合が殆ど。)
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本家(?)バルーンファイトのボーナスステージとの比較。
殆ど...というか全く同じ。(笑)
驚きなのがBGM!!
本家バルーンファイト(バルーントリップ)のアレンジ版!!
これがなかなかカッコ良くて素晴らしいのです!!
バルーントリップ feat Kittyです!!
ハローキティワールドホントにオススメ♪
ラベル、タイトルに惑わされるな!!
キャラゲーだけど良く出来てる!!
キティちゃんだけど男の子も夢中になって遊べる内容ですっ!!
そしてそして...
バルーンファイトの純正パチモノ...という謎が解けました。
ちなみにバルーンファイトはジャウストのアレンジ版なのですが、
(↑これはそんなに関係無いけど...)
更にアレンジを加えたのがバルーントリップです。
そのバルーントリップのアレンジ版がこのハローキティワールドです。
実はアメリカでバルーンファイトの続編となる、
Balloon Kidがゲームボーイ版で1990年に発売されていたのです。
(1992年に発売されたハローキティワールドよりも前に発売されてます。)
※↑画像協力:ユウガタネコ / みう太 さん
アメリカンティストなジャケですね...。
そしてこのBalloon Kidのゲーム画面が...
こちら。
↓
ね...これ...この画面...ね。
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ハローキティワールドと比較...まんま同じですね。
つまり...ハローキティワールドは、
このBalloon kidのキャラ書き換え版だったのです。
そしてこの日本未発売のBalloon kidですが、
国内では2000年7月にゲームボーイカラーでバルーンファイトGBとして発売。
内容はまんまハローキティワールドです。(当然です。)
このバルーンファイトGBを見た時に、
ハローキティワールドじゃねぇか!!と思ったけど、
ハローキティワールドを見たときに、
Balloon kidじゃねぇか!!というのが正解でした。
国内で発売されてないだけでこんなにこんがらがるとは...
海外版の存在が判明して、発売日順もしっくりきて、全て解決しました。
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ハローキティワールドのボス戦 | バルーンファイトGBのボス戦 |
まんまキャラ書き換えですね。
...ちなみに2006年に、
NintendoDSでチンクルのバルーンファイトDSというのも出てます。
(クラブニンテンドーの景品で配布されました。)
最後にまとめ。
1984年 バルーンファイト(アーケード)
↓
1985年 バルーンファイト(ファミコン)
↓
1990年 Balloon kid(ゲームボーイ)※日本未発売
↓
1992年 ハローキティワールド(ファミコン)
↓
2000年 バルーンファイトGB(ゲームボーイカラー)
↓
2006年 チンクルのバルーンファイトDS(NintendoDS)
発売日順に並べるとこんな感じ。
【最後の最後にこれ言いたい】
このソフトの発売元となるキャラクターソフトはサンリオの子会社で、
キャラクターソフトという会社は数社が資金など協力して出来た会社で、
その協力した会社の中にHAL研究所も含まれてるという噂もあり、
ジャウスト→バルーンファイトときたらHAL研究所だろ。
ってなって、HAL研究所が絡んでるだろこれ...と、
HAL研究所から調べて調べて調べて調べまくった結果、
そこじゃないところに簡単に答えがあった的な。 q(ーoー)p
プログラマーとかまで調べたんだけど...
なんともなるほど納得な辿り着きました...(^_^;)
今でもファミコンに夢中になってるのも、
こういう発見があるから...だったりもします。
レトロゲームの面白さのひとつだなぁと。