Softz-Public Side-→舛添要一 朝までファミコン

舛添要一 朝までファミコン
ココナッツジャパン 1992年04月17日 発売
¥ 7,980

【はじめに...】
舛添要一...
政治資金使途の公私混同報道により批判が続き、
2016年6月21日に東京都知事を辞職。
TV番組でもかなり取り上げられた事により、
このファミコンソフトの知名度がイッキに上がりました。
そんなにレアなカセットじゃないのに、
とんでもないプレミア価格になるという珍事。
そんなタイトルを1999年にこんな風に記事にしていた自分。
(1999年は舛添要一がまだ政治家になる前です。)
なんともいぇねぇなぁ...何だろ...この気持ち...
という感じで変に特別な感じがしちゃうこのソフト。
世間ではクソゲーとして広まったけど、
そこまでクソゲーでもないと思う。

そんな時代の流れをふまえつつ、
ほぼ当時のままの記事で残します。



いきなりのタイトルからしてなんじゃこりゃ?
と、一見バカゲーorクソゲーに思われるが、
内容はかなりしっかりしている。

バブル全盛期に発売された事もあって、
ちょっと現在では通用しない感じもあるけど、
立派なビジネスマンサクセスストリーになってる

コマンド選択式のオーソドックスなアドベンチャー。
途中選択を誤ってのゲームオーバーは無く、
ストーリーはスムーズに流れるし、
コマンド総当たりでクリアは楽勝。
だが決して紙芝居的では無く、
現在の惰性で働いている若いビジネスマンに、
是非ともプレイして頂きたい内容である。

ファミコンでは数少ない16bitの文字を使っていて、
漢字で表示されるメッセージは読みやすく、
初めて画面を見た時にちょっと感動した(驚いた)部分。
グラフィックもかなり細かく綺麗に描き込まれて、
手抜き感は全くなく、ちゃんと作り込まれている。

ゲーム内容はストーリーは4章にわかれており、
各章の合間にはビジネスマンクイズが用意されている。
これはかなり難易度が高い...と感じた。
(職種が違うからなぁ...どうにも...な感じでした。)
結果はクリア後に舛添 要一がコメントしてくれる。

ストーリー

 大手町にあるココナッツ商事では
 派閥問題が絡んだグリーン計画の賛否を巡って、
 社内が二つに分かれていた。

計画を実行する主人公、藤沢和人をふくむ若林会長派。

そして、計画を阻止しようとする菅原社長派。

 その計画は藤沢の上司、
 中村を中心にうまくいっているかのようにみえた。
 しかし・・・
 用地買収の最中
 中村が倒れるというアクシデントが!!
 はたしてグリーン計画の行方は・・・?

で、舛添 要一は一体どう関係してくるのかというと、
何の変哲も無いトコロで出てきて、
別にいなくてもいいようにも感じたが、
ゲームとして重要な情報を提供してくれたりするので、
ゲームとしては必要不可欠な人物だったりする。

TVに出演したりして有名な舛添 要一そのままで出てくるので、
ゲーム中ではホントにフツーのビジネスマンとして、
プレイヤーは存在している感じ。

コマンド選択時のシステムが簡易すぎて、
最初はちょっと慣れが必要と感じたが、
プレイに支障を与える程のものでは無いので問題は無いかな。


(前述したけど)文章はの文字は16bitで漢字が使われている。
非常に読みやすく、ファミコンとは思えない。

総合的に完成度は高く、かなりの良作だと思う。

タイトルからしてなかなかプレイしようと思わないけど、
実は内容はしっかりしている。
自分的にはそのギャップが良かったのかも。


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