まぁこれ、ストリートファイターの為...と言っていい内容。
6ボタン化します。
ストリートファイターIIの基板には、
キックボタンの為のハーネスが付属しています。
キックハーネスとはその名の通り、
キックボタンのハーネス...というのを最近知りました。
では、PAND〇RAなどではどのように対応するのか?
JAMMAハーネスの未使用の端子と、
GNDを使用して6ボタン化します。
まずは基本中の基本であります、
JAMMA(56Pエッジコネクタ)端子配列
部品面 COMPONENT SIDE |
ハンダ面 SOLDERING SIDE |
GND |
A |
01 |
GND |
GND |
B |
02 |
GND |
+5V |
C |
03 |
+5V |
+5V |
D |
04 |
+5V |
N/C (−5V) |
E |
05 |
N/C (−5V) |
+12V |
F |
06 |
+12V |
KEY |
H |
07 |
KEY |
コインカウンター2 |
J |
08 |
コインカウンター1 |
コインロックアウト2 |
K |
09 |
コインロックアウト1 |
スピーカー(−) |
L |
10 |
スピーカー(+) |
N/C(オーディオ GND) |
M |
11 |
N/C(オーディオ +) |
ビデオ GREEN |
N |
12 |
ビデオ RED |
ビデオ SYNC |
P |
13 |
ビデオ BLUE |
サービススイッチ |
R |
14 |
ビデオ GND |
チルトスイッチ |
S |
15 |
テストスイッチ |
コインスイッチ2 |
T |
16 |
コインスイッチ1 |
2P スタート |
U |
17 |
1P スタート |
2P ↑ |
V |
18 |
1P ↑ |
2P ↓ |
W |
19 |
1P ↓ |
2P ← |
X |
20 |
1P ← |
2P → |
Y |
21 |
1P → |
2P Aボタン |
Z |
22 |
1P Aボタン |
2P Bボタン |
a |
23 |
1P Bボタン |
2P Cボタン |
b |
24 |
1P Cボタン |
2P スペア |
c |
25 |
1P スペア |
2P スペア |
d |
26 |
2P スペア |
GND |
e |
27 |
GND |
GND |
f |
28 |
GND |
まずはコネクタ下の方、
部品面 COMPONENT SIDE |
ハンダ面 SOLDERING SIDE |
2P スペア |
c |
25 |
1P スペア |
2P スペア |
d |
26 |
1P スペア |
ここです。
このスペアに1Pと2PのボタンDとEを繋げます。
部品面 COMPONENT SIDE |
ハンダ面 SOLDERING SIDE |
2P Dボタン |
c |
25 |
1P Dボタン |
2P Eボタン |
d |
26 |
1P Eボタン |
これで5ボタンになりました。
残るFボタンですが...
部品面 COMPONENT SIDE |
ハンダ面 SOLDERING SIDE |
GND |
e |
27 |
GND |
このGNDをFボタンにします...
部品面 COMPONENT SIDE |
ハンダ面 SOLDERING SIDE |
2P Fボタン |
e |
27 |
1P Fボタン |
しかしこのGNDは隣のfと28のGNDと繋がっています。
一旦、e、f、27、28のリード線を全て外して、
新規のリード線をeと27にハンダ付けし、
fと28にGNDをまとめてハンダ付けします。

こんな感じでハンダ付け。

熱収縮チューブをあらかじめ通しておいて、
ハンダ付けが終わったら、被せて絶縁処理します。
fと28はこの太さが入る伸縮チューブがありませんでした;;;
末端だからいっかなーっつって
※ダメです端末とはいえ短絡には注意です!!

6本(+GND)はコントロールパネル部へ。

3個並んでいるコネクタの下から出てる線が、
追加したキックハーネスのリード線。
リード線をボタンに接続します...

実はこれ、Dボタンまでは繋がってました。
今回追加したのはE、Fボタン。
ボタンに繋げたカバーがこの2個だけ新しい。

2P側も...2個だけ新しい。w
テストしてちゃんとキックに対応してれば成功です!!
当記事を参考に作業して起きた、
破損やケガ及びトラブルに関しては、
当サイトは一切責任を負いません。
くれぐれもケガに注意をして作業を行って下さい。
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次回、更にもう1ボタン追加します。www
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